
スキンケアの基礎
スキンケアの基本は、肌の汚れをきちんと落とし、保湿し、紫外線から守ることです。まず洗顔では、顔の汚れや余分な皮脂を優しく取り除くことを重視しています。朝は皮脂や朝までに分泌された汗汚れを落とせる洗顔料を、夜はメイクや日中の大気汚れもスムーズにオフできるクレンジングを使い分けています。肌に必要なうるおいは残しつつも、汚れだけを吸着してくれる洗顔料を選ぶと、つっぱり感を抑えられます。
洗顔後には化粧水で肌を整え、続いて美容液や乳液で保湿を行います。化粧水は、角質層まで水分を補給してくれるものを選ぶと、そのあとの美容液やクリームの浸透がスムーズになります。とくに乾燥が気になる季節は、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分が配合されたものを選ぶことで、肌のバリア機能をサポートできます。最後にクリームを適量なじませることで、水分が蒸発しにくい状態を作り、うるおいをしっかりキープします。
また、紫外線対策は1年中欠かせません。日焼け止めは朝のスキンケアの最後に必ず使用し、屋外で過ごすときはこまめに塗り直します。紫外線は肌の老化を促進するため、肌悩みの予防という意味でも日焼け止めは重要なステップです。
おすすめアイテム
私が愛用しているアイテムのひとつは、資生堂の「エリクシール シュペリエル ザ セラム aa」です。この美容液は、肌のハリをサポートしながら透明感も与えてくれるため、朝晩のケアに欠かせません。軽いテクスチャーでべたつかず、すっとなじむので、化粧水のあとに使うと肌がふっくら整います。また、週に1~2回のマスクパックには同シリーズの保湿マスクを取り入れ、特に乾燥が気になる日の夜にスペシャルケアとして使っています。
化粧水は、肌が敏感になりがちな季節の変わり目に備え、低刺激処方のものを選んでいます。アルコールフリーで、セラミドやビタミンC誘導体が配合された化粧水を使うと、整った肌の土台を作りやすくなります。乳液は、軽めのテクスチャーで朝のメイク前にも使いやすいものを選び、夜はリッチなクリームに切り替えています。
日焼け止めは、肌に負担をかけずに高いUVカット力があるものを選ぶと安心です。例えば、SPF50+・PA++++の製品の中でも、石けんで落とせるタイプを選ぶと、夜のクレンジング時も摩擦を抑えられます。このほか、アイクリームやリップバームも季節に応じて取り入れ、乾燥を感じる部分は丁寧にケアするようにしています。
朝と夜のスキンケア
朝のスキンケアは「素肌を整え、一日のスタートをフレッシュにする」ことを意識しています。まず洗顔料で余分な皮脂や汗汚れを落とし、化粧水で水分を補給します。続いて美容液を顔全体になじませ、次に軽めの乳液で油分もプラスします。最後に日焼け止めを塗布し、肌の上でしっかりフィットさせることで、朝からしっかり紫外線対策ができる状態を作ります。
一方、夜のスキンケアは「メイク汚れや大気中の汚れをリセットし、肌をしっかり休ませる」ことが目的です。まずポイントメイクリムーバーを使い、目元や口元のメイクを丁寧にオフします。次にクレンジングクリームで顔全体のメイクや皮脂を浮かせ、ぬるま湯でやさしく洗い流します。その後、洗顔料で残った汚れをしっかり落とし、清潔な肌に化粧水をたっぷりと送り込みます。
化粧水のあとは美容液を重ね、夜用のリッチなクリームを顔全体に広げます。乾燥が気になる部分には、追加で保湿クリームを重ねづけして部位ごとに調整しています。季節によっては、週に一度の酵素洗顔パウダーを取り入れ、肌の角質ケアを行うことで、美容成分がより浸透しやすい肌状態を作ります。目もとや口もとなどデリケートゾーンには専用クリームを使って、ゆっくりとケアすることを心がけています。
さらに、夜寝る前には加湿器を使って部屋の湿度を50%程度に保ち、寝ている間に肌が乾燥しない環境を整えています。しっかり保湿していた肌は、朝起きたときにハリやツヤを感じやすく、メイクのノリも格段にアップします。
これらのステップを日々継続することで、肌のバランスが整い、化粧ノリの良さや透明感の向上を実感できるようになりました。ご自身の肌質やライフスタイルに合わせながら、無理なく続けられるルーティンを見つけてみてください。